遠方に住んでいる親と連絡が取れなくなった時の対処法

私の義父は73歳です。もともと関西の実家にある家を、私たち長男家族に譲り、義父は関東に1人で移住しました。義母は既に他界しています。その義父と度々連絡が取れなくなり、様々な対応を考えてきましたが、そろそろこちらも疲れてきてしまいました。同じような方の参考になればと、私の体験をご紹介します。

○現状

義父は携帯電話を機種変更せずに、10年ほど同じ機種を使っていました。いわゆるガラケーです。既に生産中止ということで、同じ型番のものは販売していなかったので、何度も修理をして使っていました。「もったいない」とのことでしたが、おそらく新しい携帯電話の操作を覚えるのが面倒くさかったからだと思います。しかし、最近、ガラケーは通話ができなくなるということで仕方なくスマホに機種変更しました。しかし、このスマホもうまく使えず、電話はかけられるけど、出方がわからない、電源が切れてしまって、電源の入れ方がわからない、知らない間に機内モードになっていて、戻し方がわからず通話ができないと、度々連絡が取れなくなりました。

○対処法

家に固定電話も引いていないので、全く連絡が取れなくなると心配になります。年齢も年齢なので、もしかしたら1人で死んでしまっている可能性もあります。

なので、連絡が取れなくなってしまった時は、まずマンションの管理人さんに連絡します。管理人さんがいる場合は、インターホンを押してもらい、所在確認をします。

しかし、管理人さんは常駐しておらず、たまにしかいません。そんな時は、隣人の方の連絡先を教えていただいているので、隣人の方に所在確認をお願いします。義父はお散歩が好きなので、1日に2回ほど、玄関を出入りするし、天気のいい日は必ず布団を干しているそうなので、ベランダから覗いて、布団が見えるか、確認してもらうこともあります。

しかし、最近また連絡が取れなくなった時に隣人の方に所在確認をお願いすると、ちょうどお忙しい時間だったようで、迷惑そうにされてしまいました。隣人の方の立場になってみれば、面倒くさいことだったと思います。ご好意に甘えすぎてしまったと反省しました。今後はこれ以上甘えることは出来なさそうです。

○対処法その2

連絡が取れなくなり、隣人の方にも確認してもらえないとなると、一番良いのは関東のマンションからこちらに引っ越してきてもらうことです。しかし、義父はなぜか、どうしても関東からまだ引っ越したくないということで、意思は固そうです。そこで現在考えている、新しい対処法は、見守りポットの導入か、玄関の出入りを感知するセンサーの導入です。義父は夏でも毎日ポットでお湯を沸かし、お茶を飲んでいるので、お湯を沸かすと通知が来るポットは良いかなと思います。しかし、費用が月に3000円ほどかかるのがネックです。センサーは月に2000円ほどで済みますが、スマホの時のように、センサーが機材トラブルを起こした時に、義父では対応出来ないので、関東と関西の距離が離れている場合、難しいかなぁと思います。

○結局

しかし一番難しいのは、実の息子達に危機感があまりないということです。月3000円ほどかかる、ポットの費用は誰が出すのか?などと言って、それ以上動こうとしません。隣人の方に嫌な顔をされてしまうのは、いつも私です。なんだかもう疲れてしまいました。よくよく考えてみれば、義父がのたれ死のうと、私には関係がないことです。今後のことは、実の息子達に任せようと思っているところです。

リサイクル

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